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Dangerous Man
第12章 休
出来上がった裸を鏡でチェックする。
大きく聳え立つ門。
少しだけ扉は開き
中に誘い込もうとしている。
門の上には大きくR.I.Pの文字
別に尊敬する誰かが
死んだわけじゃないけど…
カッコイイやん?
ピストルは跡形もなく消え去っていた。
『どおかな?』
そう言って施術用の道具を片付けながら
彼は聞いてきた。
『バッチリです!闇感じるところが!』
『だってアツシくん病んでそうやもん』
そう言って笑う。
『え?そう?』
『うん。全身タトゥに大量のピアス…
病みまくってるやん』
笑いながら失礼な事を言う。
『誰かに助けてってちゃんと言うてみ?』
彼はそう言って俺の肩を叩いた。