この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dangerous Man
第14章 夢
よし準備は出来た。
ジュンとマオに電話し
準備が出来たことを伝える。
ジュンと家の前で合流し
マオとの待ち合わせ場所へ向かう。
『お前隠すことだらけで大変やな』
俺を見ながらジュンは言う。
『お前やって変わらんやん。』
俺は笑いながら彼の右手を指す。
ジュンの右手首には
7
シンプルにそう彫ってある。
七つの大罪を表しているのだろう。
左の二の腕にはトライバルと言う
模様が入れてある。
『アツシはドン引きするレベル』
自分は違うと言いたげに。
『1個も10個も変わらんわ!』
そう言って彼を小突いた。
笑いながら歩く。
気を使わない。頭も使わない。会話。
それでも、それだけで楽しい。