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Dangerous Man
第14章 夢
口内を蠢く舌。舐めとり、絡め、吸う。
彼女からは甘い溜息が漏れる。
唇を離すと銀色に光る艶かしい糸
『ねぇ…電気消して?』
『…消したらマリの可愛い顔見えへんやん』
そう言いながら彼女を抱き上げ
ベッドに寝かせる。
『恥ずかしいから見られたくない…』
目を潤ませながら顔を背ける。
『…分かった。
だからもっと俺に甘えて?』
耳元で囁くように言いながら、
枕元のスイッチを押し照明を落とす。
暗くなった部屋。
彼女と俺は一糸まとわぬ
産まれたままの姿になる。
手探りで確かめるように
身体に指を這わせる。
『…んん。』
淡い消えそうな声。
今更恥ずかしがるなよ。