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Dangerous Man
第2章 恋
ユタカに押し付けられた雑誌を手に取る。
SEXで男を磨け!女性を喜ばせる秘密テク!
馬鹿らしい文字が踊る。
それでも俺には大事な教科書。
ペラペラと捲り目を通す。
ダメだ
頭に入らない。
仕方なく
シャワーを浴びるため1階へと降りた。
『あんたまだ家おったん!?』
リビングでお茶を飲んでいた母親が
目を丸くして言う。
『…寝てた』
頭を掻きながら答える。
『夜フラフラ遊んでるからやろ!』
呆れながら言う彼女は
立ち上がると
『昨日のカレー残ってんねん
あっためてあげるから食べや』
そう言って鍋に向かった
『…あぁ…ありがと…
とりあえず風呂行ってくる』
返事をすると俺は風呂場にむかった。