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第16章 失

呑気な2人に出迎えられる。

『よぉっ』

軽く挨拶をして
小さなミーティングを開始する。


デザイン画を見ながら
こっちの方が良くない？

コレはコストそんなに掛からんと
行けそうやな。

そんな事を話す。




受注書に目を通し
今ある在庫を確認する。

シーズン毎に商品を入れ替えるので
逃せば次は手に入らない。

消費者は二度と
手に出来ないであろう物に食いつく。



たまには真面目に仕事する。

気付けば夕方の5時が来そう…

そろそろ片付けるか
そんな事を言いながら立ち上がると
震えるスマホ。

ポケットから出して確認する。


ユキ


表示された文字に驚く。