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Dangerous Man
第20章 迷


『もぅ会うの辞めるわ』

途端に険しい顔をする彼女。

『は?なんで?やだよ!』

そんな言葉を無視して着替える。

『理由聞きたいん?』

着替え終わると彼女を見た。

『…うん』

縋るような目で俺をみる。

『もうお前要らんから』

そう言って泣きじゃくる彼女の家から
出ていった。


泣こうが喚こうが俺には関係ない。

一時の甘い夢を見させてやったやろ?

俺に何を期待した?


俺はお前の金にしか興味なかったよ。


邪魔なもん…1つ捨てられた。

満足感が満ちてくる。

鼻歌を歌いながら家に帰った。
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