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Dangerous Man
第21章 滅
待ち合わせ場所に着くと
彼女は既に待っていた。
『よぅ…』
何となく素っ気なくしてみる。
『お疲れ様』
そう言うと俺に腕を絡めてくる。
『……』
あれ?
何この違和感…。彼女をちらりとみる。
『ん?』
俺の視線を感じた彼女は笑顔で俺を見る。
『…何でもない』
こういうタイミングって
女が男に揺さぶりかけるとか
目が覚めたから
すっぱり切るとかじゃないの??
混乱する俺を他所に
彼女はマンションに入る。
え?
監禁されるとか?
『ちょっこれ誰んち?』
慌てて聞く俺
『?あたしンちやけど?』
きょとんとされても
心臓のバクバクは止まらない。
あぁ!そかコイツ
部屋に入った瞬間ブスっと来る気やな!