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第21章 滅

『俺は…そんなん要らん』

『どして？』

『……本命がおる。』

『……。』

…納得した…？

『だから？』

えぇえぇえ。

『お…俺は自分の金で生きてく！』

『もう遅いよ。口座番号知ってるし』

しまった！

『か…解約する！』

そう言うと彼女は立ち上がり
1枚の封筒を手渡してきた。

あぁ…最悪や…

中を取り出し見る。

＂EDEN-BREATH

autumn ＆ winter collection＂

ご丁寧に工房の住所と電話番号も書いてある

『…どないしてん…コレ』

『前の担当に買ってあげてた。』

あぁホストへのプレゼント…
客はこんなとこにいた。