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Dangerous Man
第4章 女
淡い思い出を振り返る。
でもそれはただの思い出。
過去にあった出来事。
俺は懐かしい気持ちをそっとしまい込んだ。
夜の街に繰り出す。
フラフラと歩けば
呼び込みの女に声を掛けられる。
谷間を強調するニットのセーター
ミニスカートからは白い脚が伸びている。
『ね〜遊んでいかない?』
そう言いながら腕を絡ませてくる。
『ごめんな〜ちょっと用事あんねん。』
そう言って腕を解きまた歩く。
用事なんて大層なものじゃない。
ただ遊び上手な彼女の元へ
ほんの少しの隙間を埋めに行く。
インターホンを鳴らす
ピンポーン♪なんだか気の抜ける音
『はーい!』
そう言って彼女は扉を開ける。