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Dangerous Man
第4章 女
2階に上がれば
1階を見下ろせるようにカウンターと
椅子が並ぶ。
奥はvipルームと言う名の個室だ。
俺は一先ずカウンター席に座る。
今日のDJは繋ぎ下手やなそんな事を思う。
ふと隣を見ると端に女が座っている。
栗色のロングヘア
服はトロピカルなワンピース
ごついネックレスに
ジャラジャラとブレスレットをしている。
まぁこれでいっか…
そう呟いて女のとなりに移動する。
怪訝そうに俺を見る女。
『誰かと来てんの?』
そう聞くと
『…1人』
つまらなそうに言った。
『ならさ!ココうるさいし
ちょっと静かな所で喋らへん?』
そう言って笑いかける。
スタンプがあるので再入場はタダだ。
外の空気を吸いに出るくらい
なんてことないだろう。