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Dangerous Man
第5章 金
『サンプル届いてるから見といて〜』
そう言って
カメラのレンズを覗くユーヤ。
『なんかアイちゃんが
アツシ捕まらん!って怒ってたで』
ジュンは笑いながら俺の肩を抱く。
『今度はどんなお姫様んとこ行ってたん?』
『お前にだけは教えたらん』
そう言って
部屋を出て隣の部屋に行く。
事務用の部屋、そこにアイはいた。
『も〜アツシ!
来週には次のカタログ作り
入るんやからちゃんと電話取って!』
俺を見るとそう言って怒り出した。
『ごめん。そないカリカリすなや』
そう言って腰を抱く。
『甘えて来たって許さん!』
俺を突き放した。
『なん怒ってんの?生理?』
デリカシーのない発言に
アイは俺の額をペチンと叩いた。