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第6章 縁

ブルブル…
ポケットに突っ込んでいた携帯が震える。

メールが来ていた。

【今日！ワンマンツアーの日やで！
パスしてあげるからおいで！】

ライブハウスに勤める女からだ。

ワンマンて事はそれなりか…
面白いとええな。

見に行ってみよ。

夜の予定を決めたとこで
暇つぶしにパチンコ屋にいく。

持ち金を増やすためだ。

店内をうろつき適当な台を選ぶと
サンドに、貰った5000円札を突っ込む。

当たりますよ〜にっ

そう願いながら

貸し玉ボタンを押し、タバコに火をつけた。

いつものルーティーン。

根拠なんてないけど
やらずに後悔よりやって後悔！

そう気合いを入れる。