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Dangerous Man
第8章 求
今日は仕事終わり
久しぶりにアイとデートをする。
アイが拗ねたから。
お前だって他にいるくせに。
だけど2番目の俺は変わらずアイを求める。
金は要求しない。
デート代も出してやる。
何が他と違うのか、
自分でもよく分からない。
彼女と居れば安らぐ。
自然で居られる。
でも愛してるじゃない。
君だけの特別で居たい。
そんな事をタバコをふかしながら思う。
『アツシ!灰落ちるで!』
そう言われて慌てて灰皿に向かう。
それでも努力は虚しく俺の膝に落ちる。
『うぉっ!焼ける!』
慌てて膝の上の灰を払い落とす俺を
ユーヤが冷ややかな目で見つめる。