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僕の家庭教師
第3章 坂本
やっと火曜日が来た。
やっと詳子さんに会える、そして本当の事が聞ける。
「金曜日はゴメンね。ちょっと体調崩しちゃったの」
「大丈夫なの?」「うん、もぅ大丈夫。ありがと」
そして僕はすぐに切り出した。
「この前の水曜日、坂本と何かあったの?」
「えっ…何もないわよ、何かって?」
詳子さんは僕に視線を合わさず、参考書をパラパラ捲りながら言った。
その時僕は直感した、詳子さんは嘘をついている。
僕の目を見ようとしない…そしてなんかよそよそしい…
「ねぇ本当の事言ってよ、何があったの?」
「何もないって、何があるって言うの私と彼に…」
「木曜日、あいつの態度がおかしかったから…」
「どんな風に?それにね、もぅ彼の家庭教師は辞めたの」「え、なんで?なんで辞めたの?やっぱり何かあったんでしょ?ねぇ何されたの?!」
「賢一くんが気にする事じゃないわ。賢一くんはしっかり勉強すればいいの」
「やっぱり…ねぇ何があったか言ってよ、エッチな事されたの?ねぇそうなんでしょ」
「賢一くんはそれを聞いてどうするの?もしも何かあったとして、それを聞いてどうするつもり?」
「どうするって…それは…でも気になって気になってしかたないんだ!どうする事も出来ないけど、このままじゃ又勉強が手に付かない」
「………………」
「詳子さん、ねぇ本当の事話してよ!」
「盗撮されそうになったの…」「えッ…!」
「トイレに隠しカメラが仕掛けてあったのよ」
「嘘だ、嘘でしょ…」
「用を足す前に気がついたから良かったけど…もぅ家庭教師を続けるのは無理だと思った。だからその日を最後にしたの」
「撮られてないの?」「うん、始めに気がついたから」
"じゃああの坂本の不敵な笑みはなんだったのか…盗撮が失敗に終わったのに、あの勝ち誇ったような態度はなんだったんだ…ただの負け惜しみか?"
「盗撮ってその日が始めてなのかな」
「私もそれを考えた。彼の家に行くようになって一月半、6回行ったのね、そして多分2回トイレを借りたの、その時気が付かなかっただけかも」
"詳子さんは盗撮されてる、間違いない…「昨日はばれて失敗に終わったけどもうすでに盗撮は成功している、詳子さんの裸の下半身はばっちりカメラに収めている」坂本はそう言いたかったんだ、あの勝ち誇った態度、間違いない…詳子さんは撮られている"
やっと詳子さんに会える、そして本当の事が聞ける。
「金曜日はゴメンね。ちょっと体調崩しちゃったの」
「大丈夫なの?」「うん、もぅ大丈夫。ありがと」
そして僕はすぐに切り出した。
「この前の水曜日、坂本と何かあったの?」
「えっ…何もないわよ、何かって?」
詳子さんは僕に視線を合わさず、参考書をパラパラ捲りながら言った。
その時僕は直感した、詳子さんは嘘をついている。
僕の目を見ようとしない…そしてなんかよそよそしい…
「ねぇ本当の事言ってよ、何があったの?」
「何もないって、何があるって言うの私と彼に…」
「木曜日、あいつの態度がおかしかったから…」
「どんな風に?それにね、もぅ彼の家庭教師は辞めたの」「え、なんで?なんで辞めたの?やっぱり何かあったんでしょ?ねぇ何されたの?!」
「賢一くんが気にする事じゃないわ。賢一くんはしっかり勉強すればいいの」
「やっぱり…ねぇ何があったか言ってよ、エッチな事されたの?ねぇそうなんでしょ」
「賢一くんはそれを聞いてどうするの?もしも何かあったとして、それを聞いてどうするつもり?」
「どうするって…それは…でも気になって気になってしかたないんだ!どうする事も出来ないけど、このままじゃ又勉強が手に付かない」
「………………」
「詳子さん、ねぇ本当の事話してよ!」
「盗撮されそうになったの…」「えッ…!」
「トイレに隠しカメラが仕掛けてあったのよ」
「嘘だ、嘘でしょ…」
「用を足す前に気がついたから良かったけど…もぅ家庭教師を続けるのは無理だと思った。だからその日を最後にしたの」
「撮られてないの?」「うん、始めに気がついたから」
"じゃああの坂本の不敵な笑みはなんだったのか…盗撮が失敗に終わったのに、あの勝ち誇ったような態度はなんだったんだ…ただの負け惜しみか?"
「盗撮ってその日が始めてなのかな」
「私もそれを考えた。彼の家に行くようになって一月半、6回行ったのね、そして多分2回トイレを借りたの、その時気が付かなかっただけかも」
"詳子さんは盗撮されてる、間違いない…「昨日はばれて失敗に終わったけどもうすでに盗撮は成功している、詳子さんの裸の下半身はばっちりカメラに収めている」坂本はそう言いたかったんだ、あの勝ち誇った態度、間違いない…詳子さんは撮られている"