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僕の家庭教師
第4章 約束
金曜日詳子さんは来てくれた。僕は玄関まで駆け降りた。「いらっしゃい」「反省してる?」
僕は頷いた。「ごめんなさい」
「うん…じゃあ、先日の事は忘れる……おじゃまします」詳子さんは靴を脱ぎ家に上がる。
良かった、又詳子さんと勉強できる…僕は素直に嬉しかった。来てくれる事を信じていた。
もう傷つけるような事はしない、何より自分の欲望は仕舞っておく。
欲望は受験に合格してからだ…
僕は勉強に励んだ。分からないところを詳子さんに教えてもらう、どんどん頭に入ってくる。
残り数ヵ月、合格する手応えを感じるようになってきた。
しかしその状況は長くは続かない…
また邪魔が入る…僕のやる気を削ぐような事が…
その原因は詳子さんだ。
僕はある意味詳子さんに裏切られたんだ…
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