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僕の家庭教師
第5章 昇太くん
木曜日、僕は下校時書店に寄り問題集を購入した。
その帰り道、信号待ちで止まっている見覚えのある車に目が止まった…"あ、あれは昇太くんの車だ"
昇太くんは僕の同級生祐太の兄貴で4歳年上で大学一年生だ。僕は声を掛けようと自転車を押しながら車に近付いた。丁度車の助手席側から運転席を覗き込んだ時信号が青に変わり車が発進した…
「!!!」"えっ!嘘だろ"
僕の心臓は高鳴った、事の状況がのみ込めなかった…
昇太くんの車の助手席には女性が乗っていた。
大学一年生の昇太くんに彼女がいてもおかしくない…
しかし、助手席に乗っていたのは僕の知ってる人…
そう詳子さんが乗っていたのだ。
車の二人は僕に気が付いていない…
僕は自転車に股がり全力で車を追いかけた。
もしかしたら見間違いかもしれないそう思いたかった。しかし助手席の女性の横顔、見間違う訳がない。着ていたグレーのカーディガン、先日家に来た時着ていたものと同じだった。
昇太くんと詳子さんはどんな関係なんだ。
胸騒ぎがした、嫌な予感がした。
でも僕は都合のいいように考えようとした、もしかしたら昇太くんも以前詳子さんに家庭教師をしてもらっていて、今も交流がありお茶でも飲みに行ってるのかもしれない…
僕は全力で自転車を漕いだ、先の交差点で車が左折した。
もと家庭教師と、もと生徒、今でもたまにお茶をするいい関係…そうに違いない、そうであって欲しい。
しかし36歳の熟女と19歳の若い大学生の関係…
男女の関係…大人の関係と思う方が妥当だろう。
二人はどこに向かっているんだ。
僕も交差点を左折した、先に昇太くんの車がいる…
さらに車が左折する、しばらくして僕も左折した。
しかし昇太くんの車は消えていた。
その辺りは住宅街とは雰囲気が違っていた…
その道は一本道で車が曲がる脇道は無い…ずっと先まで続く一本道だ。道の両側には何もない住宅もない。
人目を避けるような雰囲気の場所…
あるのは道の右手にある派手な建物。
大きなネオンはホテルブルームーンと書いてあった。
その帰り道、信号待ちで止まっている見覚えのある車に目が止まった…"あ、あれは昇太くんの車だ"
昇太くんは僕の同級生祐太の兄貴で4歳年上で大学一年生だ。僕は声を掛けようと自転車を押しながら車に近付いた。丁度車の助手席側から運転席を覗き込んだ時信号が青に変わり車が発進した…
「!!!」"えっ!嘘だろ"
僕の心臓は高鳴った、事の状況がのみ込めなかった…
昇太くんの車の助手席には女性が乗っていた。
大学一年生の昇太くんに彼女がいてもおかしくない…
しかし、助手席に乗っていたのは僕の知ってる人…
そう詳子さんが乗っていたのだ。
車の二人は僕に気が付いていない…
僕は自転車に股がり全力で車を追いかけた。
もしかしたら見間違いかもしれないそう思いたかった。しかし助手席の女性の横顔、見間違う訳がない。着ていたグレーのカーディガン、先日家に来た時着ていたものと同じだった。
昇太くんと詳子さんはどんな関係なんだ。
胸騒ぎがした、嫌な予感がした。
でも僕は都合のいいように考えようとした、もしかしたら昇太くんも以前詳子さんに家庭教師をしてもらっていて、今も交流がありお茶でも飲みに行ってるのかもしれない…
僕は全力で自転車を漕いだ、先の交差点で車が左折した。
もと家庭教師と、もと生徒、今でもたまにお茶をするいい関係…そうに違いない、そうであって欲しい。
しかし36歳の熟女と19歳の若い大学生の関係…
男女の関係…大人の関係と思う方が妥当だろう。
二人はどこに向かっているんだ。
僕も交差点を左折した、先に昇太くんの車がいる…
さらに車が左折する、しばらくして僕も左折した。
しかし昇太くんの車は消えていた。
その辺りは住宅街とは雰囲気が違っていた…
その道は一本道で車が曲がる脇道は無い…ずっと先まで続く一本道だ。道の両側には何もない住宅もない。
人目を避けるような雰囲気の場所…
あるのは道の右手にある派手な建物。
大きなネオンはホテルブルームーンと書いてあった。