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僕の家庭教師
第2章 僕のお願い
「あぁ恥ずかしかった…ねぇ賢一くん、もうこんなお願い無しだからね。最初で最後にしてね」
「…うん、ごめんなさい。変なお願いして」
「本当よ、ありえないお願いするんだから…」
「でもキレイな太腿だった」
「やだ、やめてよ…歳を重ねると肉がついちゃうのよ」
僕は太腿をキレイと言った…たしかに脳裏に焼きついていた、でも一番強烈に目に焼きついているのはもちろんぷっくりとふくらんでいた部分だった…
「まさか賢一くんがわたしの下着に興味があるなんて…なんか…やだわ」
「僕だけじゃない、あいつも…」
「ん?あいつ、坂本くん?」
「あいつは初めて詳子さんに会った時からエッチな目で見ていた、僕は気付いていたんだ」
「そうね」
「えっ?あいつがいやらしい目で見ていたの気付いてたの」
「やたらとお尻に視線を感じてたわ、脚とか…下半身しか見てなかったでしょ」
「そんな風に見られるの嫌じゃないの?」
「露骨に見られるのは嫌よ、でも男の人ってみんなそうじゃないかな」
「でもあいつはいやらしすぎる」
「そうね、ちょっとオマセさんなのかな」
"オマセ?そんなかわいいもんじゃない、あいつは詳子さんを狙っているんだ。詳子さんはいやらしい視線を軽く考え過ぎている…"
昨日の僕とあいつのやり取り…教室であいつは詳子さんの名前を口にしたんだ。
そう、こんなやり取りがあったんだ…
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