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もっと夢を見ていたい
第9章 20 ( 3
そのまま朝を迎えた。
ぼんやりと彼を見る。
私を抱き締めたまま
スヤスヤと眠っている…。
ふと、尿意を感じて脱出を試みる。
もぞもぞと動く私に気付いて
彼は目を覚ました。
『…なんしてん』
『トイレ行きたい!手どけて?』
『トイレ?』
『うん!早く!』
膀胱が破裂しそう…早く離してくれ
彼は私を撫でそのままキスをする。
いやいや!要らんて!
体勢は変わったけど
抜け出せるわけじゃない。
必死になって抵抗する。
『やぁっ…も…!トイレ行きたい!』
じたじたする私を見下ろすと
体を乗せ押し付ける。
『もー!ちゃんと起きてよ!』
寝ぼけていると思った。