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もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2




彼はそのまま私を犯すと出ていった。
気怠い身体を起こす。

どないしよ…。

てか何で私が怒られんねん。
悪いのは声掛けて来たやつやん!
ふつふつと湧き上がる怒り。
足枷を触ると冷たく重たい。

これホンマモンのSMで使うやつかな…

呑気に考えながら鎖の行方を目で追う。


一つ一つの輪が大きく太い…。
ジャラジャラと引っ張る。
案外長い…。そのまま手繰り寄せる。

カシャンっ冷たい音がして
音の出処に視線を送る。

あぁベッドの足か…。
ベッドに繋がれたんか…。
冷静に考える。

この足枷…鉄かな…
重たいし少し痛い…。
…何でこんな事になったん…。

わからない…

そんな時急に襲う尿意。

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