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もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2
空気を読むこと無く襲いかかる
生理現象に少し苛立つ。
トイレまで…届くかな…?
ジャラジャラと鎖を引きずり
そっと扉を開ける。
リビングは静まり返っていた。
…おらへんよね。
そのまま隣にあるトイレに向かう。
便座は目の前。
なんだ、届くやん。
座ろうとしたその時。
届かない…ここまできて…嘘やん…
どうにか右足だけ伸ばし便座に座る。
ギリギリやん…
便器の外に零れませんように
体勢を堪え用を足す。
ホッとしてトイレットペーパーで拭い
手を伸ばして水洗レバーを引いた。
…手、どやって洗うねん。
このままでは洗面所に届く訳がない。
タンクに指を伸ばし片手ずつ洗う。