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もっと夢を見ていたい
第2章 16


そのままビニールのカーテンを潜って行く。

なんだココは?

純粋と言えば聞えはいいが
脳みそが足りないだけの私には
何なのか分からなかった。

そのまま自動ドアを入っていく。

誰もいない空間に
パネルがデカデカと光っている。

彼は適当にボタンを押し
レシートを取った。

何か買ったんかな…。

まだ理解が出来ていない馬鹿な私。

狭いエレベーターに
乗り込むと彼は落ち着きがなくなった。

『サトシ…?どした?』

少し背の高い彼を見上げる。

顔は赤くなり目は何故か潤んでいた。

異常な状況に思考は停止する。

エレベーターも停止し
目的の階に着いた。
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