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もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2


『ただいま』

彼はそう言って扉を開ける

『おかえり』

まだ…捨てられてない…
安心感が湧いてくる。

『明日、休みやねんどっか行くか?』

『……。』

なんて返事すればいいのかわからない。

『映画でも見に行くか』

ニコッと笑って着替え始めた。

『…今から……行くの…?』

『そやで?』

日が高い。外…行くの…?
望んでいた外が怖かった。

彼は着替え終わると
私の服をリビングの方から持ってきた。

握力が無くなっている。

上手くホックを付けられない。

彼は後ろに回り、
ホックを付けてくれた。
カップの中に胸を寄せられる。

『ぁは…んっ』

『なん期待してんねん』

彼は笑いながら私の胸をブラに収めた。
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