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もっと夢を見ていたい
第13章 22
気付けば私は22になっていた。
彼は主任から店長になっていて
生活リズムも合わせられるようになった。
それでも彼は相変わらずベタベタと
くっ付いてくる。
もうこのままで良いかな…。
『あのねレン、私家解約してないの』
私の膝枕でゴロゴロしていた彼に言った。
『は?』
低い声に少し怖くなる…。
『ホントはね。直ぐレンに
捨てられると思ってて残してた。』
苛立った顔つき…でも
どうでもいい。
『残してる荷物
こっちに持ってきたいの』
『……わかった』
そう言って彼は店の子で
手が空いてる人間を集めた。
『家…どこ?』
まだ怒っている声。