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もっと夢を見ていたい
第2章 16


どうしよう。嫌われる。

何故かそう思った。

彼は私のショーツを脱がせると
マジマジと眺めた。

『やっ馬鹿!見ないで!』

足を閉じようとしたけど
彼の手の方が早かった。

『めっちゃ濡れてるやん』

『…うっうるさい!』

そんな事を言ってる間に

彼の指が私の中に入る。
グチュグチュと卑猥な音がする。

『音…立てないで…!』

『無理言うなや。』

羞恥で死んでしまいそうだ。

『俺、ちょっとヤバいわ』

彼はそう言って枕元にある袋を掴んだ。

『…なに?』

『ゴム…妊娠したらあかんやろ?』

彼はくるくると自身に装着した。

初めて見た避妊具は
今からする行為を認識するには
充分だった。

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