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もっと夢を見ていたい
第18章 Ⅱ
ゴソゴソと着替えると
スウェットのズボンの紐をキツく縛った。
不二子を連れてリビングに戻る
『結さん。お久しぶりです』
いつの日か見た面々。
猫好きを連れて帰ったそうだ。
不二子を降ろすと
『めっちゃ可愛い〜』
そう言って彼らは彼女を目で追う。
ヨチヨチとソファに座る彼らを
一人一人確認して行く。
『不二子って名前にしてん』
彼は彼女を紹介する。
『怪盗っすか?』
笑いながら返事をした。
『不二子〜』
そう言って手を伸ばした男の子に
彼女はぴょんぴょん跳ねながら
擦り寄って行った。
『おお!懐っこいッスね』
『ホンマやなぁ。』
イケメンに囲まれて嬉しそうな彼女