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もっと夢を見ていたい
第19章 Ⅲ
『ねぇ…
レンにもキスマーク付けていい?』
『見える所はあかんぞ』
許可が降りたので胸板に吸い付く。
……付かない。何でだ
意地になってもう一回トライする。
『結下手くそか』
彼は笑いながら私を見る。
だから噛み付いた。
綺麗に残る歯型。
そのまま思い切り吸うと
歯型の中に内出血が出来た。
まぁコレでいいか。
満足感で満たされる私。
彼は私を引っ張りあげると
『こうやって付けんねん』
そう言って新たにキスマークを付けた。
『こんなに綺麗に付かない…』
キスマークを撫でながら彼を見た。
『俺への愛が足りひんねん』
意地悪く笑う。
私はならば示してやろうと
彼自身に手を伸ばす。