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もっと夢を見ていたい
第19章 Ⅲ


彼は私の中に入ってくる。

先走りと唾液と私の蜜で
滑らせながらゆっくり奥を目指す。

いじらしい…怠慢な動き…

『レン…お願い』

『んー?』

『ちゃんと動いて…!』

『動いてるやん』

『激しくして』

『好きやなぁ』

まるで私が変態みたいな言い草。
間違ってないのかも知れないけど

私の足を抱え肩にかけると
私の二の腕を掴み
私を揺さぶる様に何度も突き上げた。

『ああっ!あああんっ!あああああっ!』

息付く暇も無いほど襲い掛かる快感。
無意識に彼の腕を掴み爪を立てる。

『あああああっ!やぁあ!あああっ!』

イヤイヤと頭を振り必死で耐える。
そんな努力も虚しく私は彼を締め上げた。
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