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もっと夢を見ていたい
第20章 IV


家に帰るとソファに倒れ込んだ。

『結ベッド行き?』

『疲れた…』

『しゃーないな…』

彼は私を抱き上げベッドに寝かせた。

『女の子って大変なんやな』

私を撫でながら彼は言う。

『…私そんなに気にした事なかった』

『我慢する事ないんやで?』

なんだか彼が神に見える。

『ん…ごめんね心配させて』

『ええよ。気にするな』

彼は微笑む。
あぁもうそのままのあなたで居て…

『俺今日やらなあかんことあるから
もう仕事行ってくるな?』

『…うん。』

『扉開けといてやるから
不二子とベッドで寝てもええよ』

『ありがとう』

彼はスーツに着替え
私にキスをすると出ていった。

寄ってきた不二子を抱え上げ
私は眠りについた。
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