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もっと夢を見ていたい
第22章 Ⅵ
彼は何度も私の中に精を吐き出す。
何度も舐め上げ
噛み付いて
撫でていく。
ただ無心で快楽だけを追いかける。
『ああっ!も…ダメ…あぁあぁああっ!』
何度果てようと
意識が飛んだって
彼は私を求めて
私も彼を求めた。
『レン…アイシテル』
『俺も結をアイシテル』
消えないように
無くしてしまわないように
気付くと彼は透明な液のようなものを
吐き出すだけになっていた。
『…ヤりすぎたな』
彼は笑う。
『イきすぎてぼんやりする』
私も笑いかける。
キスをして
抱き合ったまま
汗も拭かずに
ただ静かに
夢の中へ堕ちて行った。