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もっと夢を見ていたい
第24章 Ⅷ
『ホント…!』
『男漁ってたんちゃう?』
私じゃない…!
『違う…ああっんっ!
音楽好きなの…知ってるでしょ?』
荒く突き入れられた指。
グリグリと指を根元まで入れる。
『はぁ…っ!レン…!』
もう自分で立っていられない…。
彼の肩にしがみつく。
『俺じゃない奴がナンパしてたら
着いてった?』
指は容赦なく私を追い詰める。
『ああん…っ!着いて行かない!
ああっ!あの日も、サウナ行こうと…!』
ああ…もう…イク
楽園を目の前にして指は抜かれる。
『俺だから?』
彼は切なそうに私を見る。
『レンだから…』
そう返事をするとふわっと笑って
『誰かに先越されんで良かった』