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もっと夢を見ていたい
第27章 XI


焦らしたりなんてしない
ただ目の前にあるソレを
必死に舐めて咥えて吸い上げる。

唾液と先走りで扱いている手は
ベチョベチョになる。

早く…ご褒美が貰えるように
我武者羅に奉仕する。

彼を目だけで見上げる。
目が合うと私の頭を撫でて
作業台に座らせた。

『そんなに欲しかったん?』

意地悪く笑いかける彼。
私はただ頷いて彼に両手を伸ばす。

ぐちゃっと音を立てて
私の中に彼自身が入ってくる。

『はぁ…っ…ぁんっ』

漏れる声。
彼は私の膝をM字に開かせ
ゆっくりとグラインドする。

『あぁっ…あ…っん…』

『声出したらあかん…起きてまうで?』

そんな事もうどうだっていい
見られてたって聞かれてたって
今はただ快感が欲しい。
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