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もっと夢を見ていたい
第30章 XIV


身体中を甘く噛まれ舌で舐められ
指は蛇のように這っていく。

漏れるため息
シーツと身体が擦れる乾いた音
彼の吐く息
硬い歯
柔らかい唇

少しずつ飲み込まれていく。

指が私の中を暴れ回る。

何度も弱い所を撫でられ
押され軽く引っ掻いていく

溢れ出す蜜もどんどん量を増す。
垂れるだけ垂れて行き場の無くなった液は
シーツに染み込み範囲を広げていく。

パチンっと何かが弾けて
目の前は白くなり身体は痙攣する。

何故だか分からないけど零れる涙
乱れた息を整えながら
彼に手を伸ばし暖かくて筋肉質な
その身体を抱き締める。


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