この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もっと夢を見ていたい
第5章 17 ( 2
『んー気が向いたらなんかする』
そう言って私をドレッサーに座らせた。
『軟骨どの辺がええの?』
彼は私の耳を見ながら言った。
『ヘリックスがいい。』
『わかった』
そのまま躊躇すること無く
ガシャンっと音を立て右にピアスを入れた。
痛くないけどほんのり熱を持つ。
『…さて、トラガスはどうするかな』
『…それで貫通するかな?』
彼の手にあるピアッサーを見ながら聞く。
『う〜ん。まぁ行けるやろ!
ダメやったらぶら下げとけ』
そう言って私の耳に指を突っ込む。
『やー!待って!そんな怖いこと
言わないでよ!』
慌てて彼から離れる。
『え〜やん。気にするな
ピアスぶら下がってても結好きやで』