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もっと夢を見ていたい
第6章 18


お弁当も作らない。
早起きもしなくて済む。
最初は好きなだけ寝てゴロゴロして
1人を満喫していた。

それでも3日も経てば飽きてくる。

『暇やな〜』

携帯を弄りながらタバコの箱に
手を伸ばした。

『あ〜ないやん』

普段は二人の生活に慣れてしまって
独り言も大きい。

買いに行こ…

とぼとぼとタバコの自販機に向かう。
夜、
道を歩く人は千鳥足で
ふらふらと何処かへいく。

通りに出て自販機の前に行くと
先に買っている人がいる。

少し待って何故か会釈を交わして
自分のタバコを買った。

『お姉さんひとり?』

急に声を掛けられびっくりして振り向いた。

『あはっ驚かせてごめん』
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