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もっと夢を見ていたい
第7章 20
『スーツとかエロいねぇ』
レンヤは舐め回すように見ると
考え深そうにそう言った。
『レンヤくんだって仕事はスーツでしょ?』
『まぁね。てかレンでええよ。』
そう言うと私の手を繋いで歩き出した。
『…どこ行くの?』
『んー何したい?』
『…レンに任せるよ』
『…そんな事言うたらホテル連れ込むで?』
『…じゃあやっぱり服見に行く』
『なんやねん!』
私達は笑いながら歩いた。
ぷらぷらと歩く。
別に欲しい服があるわけでもなかった私は
そのまま夢の国ストアに入った。
『あれ?服は?』
『んー別に要らない』
『自由やな!』
そうなのかな?
彼を無視してぬいぐるみを見た。