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もっと夢を見ていたい
第7章 20


そのまま引き寄せられキスをした。

唇をこじ開け舌が入ってくる。
逃げようと腰を引くと
ガッチリと抱き抱えられた。
絡まる舌に翻弄される。

『ん…はぁっ…』

色を纏った息を洩らしてしまう。

『なぁ結…俺の女なればええやん』

唇を離した彼は私を抱き締めたまま言う。

『そんなん言うて
どうせ客にすんねやろ?』

知ってる歌で言うてたもん。

骨の髄まで搾り取ってって

私は嫌。もっと遊びたいもん。

『…っふ』

レンは鼻で笑った。ムッとしながら

『なんやねん!』

そう言うと

『結オモロいな
プライベートでナンパなんかせぇへんし
ホンマに結が欲しいから口説いてんねん。』
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