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もっと夢を見ていたい
第7章 20


きっと…これも…営業だ
わかっているけど
危ない橋も渡ってみたい…
危険な好奇心がまた湧き上がってきた。

『お疲れ様でしたー!』

係員によって扉が開かれる。

『取り敢えずなんか食うか』

そう言って今度は普通のレストランに
連れていかれた。
食事中は口説かれることは無かった。
ただ普通に趣味の話や仕事の話をした。

『そろそろ店出よか?』

彼は立ち上がり、また支払ってくれた。
そのまま駅の方へ歩いていく。

『なぁ結。』

『ん?』

『俺ホストやし信用出来ひんのは
分かるけど、ホンマに結が欲しいねん』

『……。』

『俺の彼女になって…?』

『…まぁ…考えとくよ』

そう言って駅に入ろうと背を向けた。
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