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もっと夢を見ていたい
第8章 20 ( 2
結局そのまま
彼の自宅があるという
ちょっと怖いエリアの街に来た。
それでも会社までは歩いて10分程度の距離
彼の家はタワーマンションだった。
ホストって凄い…
この綺麗な顔も整形かな…
そんな事を考えながら
エレベーターに乗り込む。
『結…』
声を掛けられたけど
これはキスのパターンだっ!
遅い警戒をして前を見たまま返事した。
『なに?』
『ちゃんと部屋覚えとけよ?』
彼はククッと笑いながら言った。
見透かされた!ムカつく!
そう思って彼を見上げ
『わかった』
と返事をしたけど、案の定キスされた。
『…期待してたんやろ?』
意地が悪い
『そんなこと…多分ない。』
曖昧な返事をしておいた。