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Dangerous Man 2nd
第3章 It’s frustrating
『お腹減ったでしょ?』
彼女はオムライスを俺の前に置いた。
久しぶりやな…。
『食べないの?』
『食べる。』
そう言ってオムライスを口に運んだ。
『…おいし?』
俺の顔を覗き込みながら
彼女は聞いてきた。
『美味い!』
そう答えると
『良かった』
と彼女はふわっと笑った。
なんて言葉を繋げればいいのか
分からなくてそのまま
オムライスを食べ進めた。
『アツシ…
そのままでいいから聞いて…?』
嫌な予感がする。
聞きたくない。
『あのね…』
『お前を手放す気なんてない』
『…え?』
彼女に向き直り彼女の目を見る。
『お前を自由になんか…
させへん言うてんねん…!』