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振り向けば…
第10章 映画にでも…



帰り道、玲奈さんが運転すると言う。


「全員シートベルトをしっかり閉めろ!」


日下先輩が青い顔で叫ぶ。

まさかの玲奈さんの暴走だった。


「こいつ、ハンドルを握ると人が変わるんや。」


日下先輩がため息をつく。

だから運転が出来る人を探してたのだと理解をした。

玲奈さんの暴走により行きよりも1時間も早く帰る事が出来た。

私は大学の前で先輩と車を降りる。

誰も何も言わない。

悠真は私の顔すら見ない。

そのまま先輩の家に向かう。


「僕のシャツでいいかな?」


拓也さんが私にはブカブカのYシャツを貸してくれる。

下着だけは海だからと予備を持ってる。


「シャワーをお借りします。」


海の潮でベタベタとする身体を洗いたかった。

拓也さんと今夜は…。

それを考えると全身を泡だらけにして洗ってまう。

私と入れ替わりに拓也さんもお風呂に入る。

拓也さんの部屋は1LDKの部屋。

学生の一人暮らしにはちょっと贅沢だと思う。

綺麗に片付いてる。

テレビ、勉強机にパソコン、本棚にベッド。

本棚には小説がいっぱいある。

流行りのミステリー…。


「テレビでも見ててくれても良かったんだよ。」


拓也さんが私の為に冷えたジュースをコップに注いでくれる。


「小説が好きですか?」


半年以上も付き合ってて今更の質問。


「暇つぶしに読む程度かな。ほとんどの日が剣道で疲れてて帰ったら寝るだけになるからね。」


そう言って私の肩に手を回す。


「今日は本当にごめんね。」


私を溺れさせたと拓也さんが謝ってる。


「大丈夫…、全然平気です。」


拓也さんにとにかく笑顔を向ける。


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