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振り向けば…
第21章 喋れば変態…



アパートの空き駐車場には見知らぬ車。

またしても悠真がレンタカーを借りてる。

本気でどこに行くつもり?

聞いても悠真は答えない。

車は相変わらずの高級車。

寒がりの私用にボアケットが用意されてる。

駐車場から車を出した悠真が


「目的地まで寝ててええぞ。」


と言う。

目的地…。

空はまだ暗いまま。

長距離?

でも、着替えも何も持って来てない。

持って来たものは私が焼いた卵焼きだけ…。

後は携帯と財布くらい。

なんなんだ?

人の誕生日を寝不足にしやがって…。

ブツブツと文句を言いながら椅子を倒して横になる。

高速道路になる吹田のインターに乗った事だけは確認する。

京都にでも行くんか?

シート暖房でホカホカする椅子に気持ち良くて目を閉じる。

悠真の運転は比較的に穏やかで気持ちがええ。

2度寝の感覚ですっかりと眠りこけてた。


「そろそろ着くから起きろよ。」


髪をくしゃくしゃと撫でられる。


「ふにゃ…。」


寝ぼけたままリクライニングさせた座席を元に戻して起き上がる。


「ここ…、どこ!?」


景色がすっかりと変わってる。

てか、窓の外には吹雪が見える。

高速道路はいつの間にか降りてる。

道路標識を確認する。


「福井県…?」

「スキー場に行く。」

「あの時のか?」

「そうや。」


中学の1年の時にあったスキー合宿。

そのスキー場へと悠真は車を走らせる。

30分もせずに車がスキー場の駐車場へと入ってく。


「スキーの用意なんかしてないよ。」

「構わへん。」


車から降りた悠真がスキー場とは反対の方へと歩き出す。


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