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ハプニングは突然に【完】
第3章 新堂さんは変態
起きると、そこはまた新堂さんの部屋で、隣にはスースーと寝息をたてている彼。


喉が乾いた…何時かな?

と、リビングの方へふらりふらりと歩く。


私の動きで起きた新堂さんが眠そうな声で


「ゆり、身体どうだい?」とベッドから起き上がり、心配してくる。


「ご心配おかけしました。大丈夫です!…お腹空いちゃいました。あと、喉がカラカラです。」


と、微笑むと


「良かった。もう23時か…。」
と言って冷蔵庫を開け、買ってきたのか脱水したときの飲料水やスポーツドリンクを渡してくれて



「お粥も作ったから、食べれるなら食べてね。」
と、ウインクしてきた。


この人、やっぱり出来る!!!



と、心のそこから思ったけど口には出さず


「色々、ありがとうございます。」
と、精一杯の気持ちを込めて笑ってみた。

すると

私の頭をポンポンっと優しく叩いて


「僕のお姫様の一大事だからね。」と、爽やかに笑ってキュンとした。


キュンとしたと同時にグゥ~と、大きな空腹のお腹の音がなって二人で笑う。



リビングで、500ミリリットルのスポーツドリンクをガブガブ飲んで、お粥もペロッと平らげると


「ハハハ、くいっぷりが良いね。作った甲斐があるな。」と、新堂さんが笑う。



「新堂さんのお陰で元気になっちゃいました!もう少ししたら、帰りますね。」と、伝えると



「早朝にタクシーを呼ぶから、今日は僕のとなりで寝ること。夜中に帰すわけにいかないよ。」と、言われて



「じゃあ、お言葉に甘えます。」
と、そのまま新堂さんのおうちに一泊し、彼に
腕枕をされて眠った。



色々あった一日だったけど、甘く刺激的で幸せな一日だった。




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