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ハプニングは突然に【完】
第5章 ハプニングは突然に
そして



「…私も、愛してます。」と、彼に伝えた。



「プロポーズみたいだね、僕と結婚してくれるの?」


「…!え!これプロポーズですか!?えっと、えっと!!」


「ハハ、大丈夫。改めてきちんと申し込むよ。」


と、満面の笑み



あぁ、なんて幸せなんだろう。


こんなに、幸せで心が満たされること初めて。



夕方のリビングに入る日差しが暖かくて、新堂さんの温もりが気持ち良くて、日が沈むまでしばらく私たちは抱き合った。


グゥ


と、私のお腹の音がなり


「デリバリー頼まなきゃね。」と、新堂さんが微笑み、私たちは新堂さんの出張の出来事や、職場の先輩に助けてもらったこと、陽奈ちゃんの話をして笑いあって食事を楽しんだ。



お風呂から上がり、2人でソファーに座りながらテレビで映画を見ていると、洋画でお決まりのちょっとエッチなシーンになり私はうつむく。



毎回、こういうときってどうしたらいいかわからないんだよね。


家族と一緒に見ているときも、なんだか気恥ずかしいからトイレに立ってみたり


特に喉も乾いていないのに、冷蔵庫に飲み物を取りに行ったりしてしまう。


その時、新堂さんは私の腰に腕を回して抱き寄せてきた。



「わ!」と、驚くと


「そんなに!?ゆりはいつまでたっても僕のスキンシップに慣れないから、初めてしたような新鮮な気持ちになるよ。」と、おでこにキス。


顔が赤くなる。



新堂さんはそんな私に構わず、頬や鎖骨にキスをしていく

薄手のTシャツ越しに、新堂さんの唇がだんだんと胸に近付いていく。


少しずつ息が荒くなる。


ナイトブラ越しに、はむっと胸を食べられて



「あっ。」と、声が漏れた。


身体が、紅潮していく。


「Tシャツ、染みになったね。」と、胸を中指でなぞりながらこちらを見る。


二重の力強い瞳が私を捕らえる。


「んっ…。新堂さん、ここじゃなくてベッドで…。」


「ん?なに?」


Tシャツを捲り、お腹にキスをする。


「あ…。」


谷間にキスをしながら、先端に近付いていく。


ナイトブラをずらし、舌先で先端を舐める。



「あっ、ダメっそこっ。」


チロチロと舐めたり、吸われて


「はぁっ…んっ…、あっ。」と、声が漏れる。


新堂さんの息が熱い。
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