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第12章 I'm not interested

『やだ！どこも行かないで！』

俺に捕まろうとするマイを避ける。

『……ツカサ…』

零れ落ちる涙を見せ付けるように
俺を呼んだ。
知らんし

『リュウセイさんおるやん』

『………二人共好きなの！』

『お前ふざけんなよ』

低い声が耳をついた。

『リュウセイさんの言う通りやで』

フルフルと頭を振る彼女。

なんの意思表示？

『俺、帰りますわ』

『待てや連絡先教えろ』

そう言われて素直に交換した。

『じゃっ後はお二人でどうぞ』

振り返りもせず家を出た。

うーん…。

女の子ってホントに難しい。