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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第14章 Have grown up a little
『レイナ眉毛何処やったん?』
『うるさいなぁ!』
眉毛がない以外は彼女のままだった。
まぁ…それもそうか。
俺は納得してアクセサリーを外す。
『…この時計まだしてんの?』
『え?…あぁ。』
マイから貰った時計。
『彼女と別れたんでしょ?』
『まぁな』
『何でまだしてんの?』
『ブランド物やしカッコイイやん』
『…それだけ?』
『それだけやで?指輪も捨てたし』
『そっか…。』
風呂のお湯が止まった音がした。
俺はパーカーを脱ぐ。
『ツカサ…筋肉増えたね?』
『そうかな…まぁ部活辞めてから
太ったから慌てて筋トレしてん。』
『カッコイイ』
『…へへ』
照れてしまって変な声が出た。