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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第16章 Memories
夕食の時間、食堂に降り最後の晩餐。
彼女は少し寂しそうにしていた。
タバコを吸って部屋に戻る。
『待って!』
『どした?』
『最後に部屋行ってもいい?』
『おお。ええよ?おいで』
部屋に2人で戻りベッドに座る。
『…でワガママ姫はお昼だけじゃ
足りひんかったん?』
笑いながら聞いた。
『違うよー。
そうじゃなくて明日最後でしょ?』
『まぁ受かればそうやな?』
『だから思い出に
…ね?ツカサの印が欲しいの』
『…タネ?』
『違うよ!ストラップとか!』
『なん?ストラップ?
そんなモン欲しいの?』
『彼女だから
彼氏の持ち物欲しいってやつ』
『…彼女なん?』