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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第21章 友達


席に着いて早速女の子が来た。

切れ長で大きな目。
程よい谷間に
黒髪が入り込んでいる。

首元には光るクロスのネックレス。

赤いロングドレスが良く似合う。

彼女は微笑むと

『失礼します』

そう言って俺とケンタの間に座る。

もうだいぶ飲んで多少グロッキーな
俺達は騒ぐこと無く会話を楽しんだ。

『失礼します』

2人目の女の子が挨拶をしてきた。
見上げると白のドレスに
ふわふわに盛った茶髪の

レイナ

彼女は一瞬困った様な顔をしたが
すぐに仕事モードに切り替え
俺の隣に座った。

『レイナここやってんな?』

『レイナって呼ばないで!』

『ほななんて呼ぶねん』

『………ツカサ』
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