この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
魔法使いで紳士なヴァンパイア
第23章 彼女のお願い
冷たい風に当たり冷えきった身体を
ラーメンが暖めてくれる。
『あー疲れた』
『雪合戦しよーよ』
『えぇ?』
『ほら子供達してるじゃん』
『混ざってこいや。俺もう身体バキバキ』
『いいから行こうよ!』
食器を返却口に戻し彼女と再び雪の中に戻る
『寒いー。死ぬー。』
ボヤく俺に雪玉がぶつかる。
『…っいってぇ!』
彼女に雪玉を投げ返す。
キャーキャー言って逃げ回りながら
しっかりと俺にぶつけてくる。
なんか恨みでもあるんか。
………あるか。
俺は彼女を捕まえるとそのまま
一緒に転がった。
『あー疲れたマジで』
『オジサンみたいな事言わないでよ』
『お前…俺運転もしてんねんぞ』