この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
魔法使いで紳士なヴァンパイア
第27章 生命
ソファに座ると
兄貴がお茶を持ってきた。
自分で入れろと言ってグラスと一緒に。
みんなでワイワイする。
子供の名前の由来や
兄貴夫婦の話。俺とミオの話。
『ツカサくん抱っこしてみる?』
そう言ってリサは赤ん坊を俺に渡す
落としそう…動くな…!
赤ん坊はご機嫌らしく
拳をぶんぶん振り回し俺の鼻を掴む。
顔を振り抵抗するとキャッキャと喜ぶ。
『赤ちゃん可愛いね』
ミオは指で赤ん坊の頬を撫でながら呟く。
『そやな』
そう言いながら赤ん坊の頭を嗅いだ
『…ツカサ何してんの?』
『…どんな匂いかなって』
みんなは匂いフェチの俺に
若干引き気味で笑った。
リサの体調も考えて早々に退散する俺たち