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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第37章 純粋な勘違い
『俺に何か用ですか?』
彼女の髪に目を奪われながらも
用件は何なのかとりあえず聞く。
『あぁ…えっと…ミオの彼氏ですよね?』
突然出てきた名前に驚いてしまった。
『え?』
『違うんですか?』
『いや違わなくはないけど…』
お前誰だよ
『あたしミオと同じクラスのミキです』
『そうなんだ?初めまして』
『あぁそうだ。初めまして』
『で、どうしたの?』
ミオの同級生と聞いて何故か緊張が解れた
俺はふんわりと笑顔を作って彼女に聞いた。
『あの…ミオの事で話があって』
『うん?ミオに何かあった?』
『えっと…
とりあえず時間作って貰えませんか?』
『今日…?』
『はい…』
『つっても仕事終わるの23時くらいやし』
『待ちます!』